都市の顔 | 小姐的不夜城故事

都市の顔

今年二回目のインドに行ってきました。半年でも結構変わっているので中国並みに開発のスピードが上がってきている様です。今回は前回のインドカレー地獄の教訓もあり朝食はホテルのビュッフェ、昼食はカレー、夕食は中華と工夫して何とかやり過ごしました。ほんと朝昼晩とカレーばかりでは身が持ちません。


そんな夕食の中華レストラン、結構どの店も流行っていて、おしゃれな店も有りました。働いている人の顔は確かに中国系の感じで、中国語で喋りかけてみると、どうもインドの北の方、ネパールやブータンの国境沿いから出稼ぎに出てきているようで、インドの他民族性を改めて思い知らされました。確かにあれだけ広い国だし、人口も多いし、この国が動き出すと中国と同じ様にスピードに加速がついて一部の地域はあっという間に先進国並みになりそうです。


しかし中国とも違い、今でも階級性の色が濃く、言語一つ、宗教一つとっても統一感が無く、交通の秩序を見ていても、あの自分本位が引き起こす渋滞を見ていると、まだまだ先進大国になるには時間がかかるような気もしてきます。まずはインフラを徹底的に整備する事から始まるのかなという感じです。


その後タイのバンコクで一服して上海に戻ったのですが、バンコクも高速網が整備され、交通は以前の様な渋滞のストレスも無く、三輪オートバイも少なくなっていて快適な街になっていました。ビルも近代的な感じなっていて、この10年の間に外観よりも、内面的なものが成熟したような気がしました。


夜の街にも繰り出したのですが、相変わらずタニヤなどは日本人で埋め尽くされ、ひな壇のソープは少しさびれた感じでしたが、高度発展期を通り抜け大人の街になった感じがあり、夜の街も以前のようにガツガツとした感じではなく余裕が感じられました。


インドとの対比でバンコクの発展を見ていると、バンコクの発展ぶりに感心したのですが、そこから上海に帰って市内の上海の高層ビル群を見ていると、東京やニューヨークとも違った未来都市のようで、まだまだ新たに開発している風景を見ていると、この街はこの先どんな発展の仕方をするのかなと感慨深く見入ってしまいました。