愛は永遠なり | 小姐的不夜城故事

愛は永遠なり

11月23日に浙江省杭州市で、あるカップルの結婚登録が行われました。新郎は趙波さん63歳、新婦は石小琳さん29歳、34歳も歳の離れたカップルの誕生でした。このカップルが他のカップルと違う点は、新郎の趙波さん、2000年に687万元の詐欺事件で逮捕され、無期懲役の判決を受け、現在浙江省の刑務所の住人であるという事です。

登録する二人                         ひと時の幸せ


この新婦の石小琳さん、もともと上海の虹橋机場賓館で働いていたのですが、10年前まだ19歳の時に趙波さんに見初められ、それから彼の秘書として働き出し、2年後に同居する仲となりました。当時趙波さんも離婚して独り者でしたので自然の成り行きと言えるでしょう。


そして2000年詐欺事件が発覚、二人とも刑務所へ入る事となり、趙波さんは無期懲役、石小琳さんは5年間の懲役の判決が下されました。そして石小琳さんは5年後刑務所から出所して、彼の刑務所に面会に通い続け、どうしても趙波さんと結婚したいという思いに駆られ、関係機関に掛け合った結果今回の結婚登録にこぎつけました。


当日は刑務官や公安が見守る中登録が行われたようですが、石小琳さんの表情は終始晴れやかな表情だったようで、普通の結婚生活を送ることは叶いませんが、妻としてこれからも趙波さんを応援していく事でしょう。


趙波さん刑務所での健全な生活態度が認められ、無期懲役から18年9ヶ月の刑に減刑されました。あと17年の刑期を終えれば新婚生活が送れる事となりそうです。今63歳の趙波さん80歳で晴れて彼女と一緒に暮らせる日を待ち望んでいる事でしょう。