強姦魔梁宏賢 | 小姐的不夜城故事

強姦魔梁宏賢

事件の舞台になった小学校          強姦教師梁宏賢


今年3月18日広西チワン自治区の南寧市興寧区三塘鎮の那垌小学校で梁宏賢という先生が6歳から7歳の生徒14人に対し強姦していたという事件が発覚し逮捕されました。この先生2003年の3月から2005年の1月までに14人の生徒に約150回猥褻な行為を繰り返し、その生徒たちには「もしこの事がお母さんに分かったら、先生はこの学校にいる事が出来ないから、君たちは学校で勉強する事が出来なくなくなるよ」という脅し文句で2年近くも幼い少女を騙し続けてきました。


この先生見た目は至極真面目そうな男で、とてもこんなひどい事を仕出かすようには見えないのですが、かえってそこに皆が騙されたのかもしれません。本人はひどく後悔しているという事ですが、もともと恋人にふられた事が引き金で次々と強姦を繰り返していたとの事です。


最近は中国でも弱者に対しての犯罪が目立ちます。何も分からない子供たちや、青少年が犯罪に巻き込まれるケースが後を絶ちません。そして今回の事件で話題になったのは子供たちへの金銭的保証に対しての弁護団の請求額です。弁護団は民事による精神的被害の請求は難しいとの判断で、児童1人に対して20万元の「処女喪失による身体損傷保証費」という名目で梁宏賢に対して請求しています。


これは児童の弁護団が強姦による精神的ダメージの保証を今の法律では認められないとの判断で、処女膜に損傷を受けたという傷害罪に焦点を絞って争い、その結果「処女の価値は20万元」という部分だけがクローズアップされ大きく取り上げられました。


中国の法律では《刑事事件に付帯する民事訴訟の範囲に関する規定》の中での規定で、被害者に対する、犯罪による精神的損失を民事控訴しても人民法院はこれを受け付けない。という規定があり仕方なくこういう形で控訴するに至りました。この法律もどうかなと思うのですが、中国では精神的に追い詰められて自殺したとか、精神異常に追い込んだということでは罪に問えない仕組みになっているようです。


これから大国として先進国に肩を並べる気が有るのであれば、もう少し実勢に即した法律運用をしていくことが必要かと思います。