アラ 上海人 | 小姐的不夜城故事

アラ 上海人

上海人は中国の中でも特に嫌われている人たちです。私も上海にいるので大きな声では言えませんが、夜の小姐はほぼ99.9%上海人の男を嫌っています。上海人と結婚するぐらいなら日本人と結婚したほうがましだとまで言い切ります。


上海人の小姐も人気が有りません。何か常に隠し事をしているような、何時までも他人行儀な感じを匂わせ、そのくせ詐欺師のような裏表を持っている感じがあり、遊びなれたおとーさんには不人気です。


何が悪いと言う訳ではないのですが、上海人はまず人を疑う事から物事を進めます。本当によくそこまで疑うねと言いたくなるほど人を信用していません。しかも親兄弟はまだしもちょっとした親戚ぐらいなら全く信用していないと言っても過言ではありません。


もし仕事などで上海人としか関係していない方は少し不幸かもしれません。中国人の包容力や寛大さを知らずに、中国人はなんて細かくて、ねちねちして、ずる賢いんだと思われている事でしょう。しかも江沢民以降上海閥が中央を仕切ってきたので、上海人の悪いところが政策に滲み出ているのかもしれません。


上海人の怖い話にこういうのが有ります。


ある時、汽車でアメリカ人と日本人と上海人と外地人が乗り合わせ

アメリカ人がパソコンを取り出してなにやら仕事をすると、その後窓を開けて

そのパソコンを外に放り投げます。

そして「アメリカではパソコンなんて使い捨てなんですよ」とうそぶきます。

次に日本人が携帯電話を取り出して電話をかけ、電話が終わると

その携帯を外に放り投げます。

そして「日本では携帯電話はただで配るものなんです」とうそぶきます。

最後に上海人が立ち上がって汽車の窓を大きく開け

おもむろに外地人を外に放り投げます。

そしてあっけに取られたアメリカ人と日本人に向かって言ったのは

「上海ではこんな人間が掃いて捨てるほどいるんです御気になさらず」


怖い話ですがなんとなく理解できるのがもっと怖い所です。


上海は不夜城の煌びやかさの裏に、人の優しさを奪ってしまう魔物が潜んでいるのかもしれません。