小姐の恋愛観 | 小姐的不夜城故事

小姐の恋愛観

小姐たちの恋愛観は非常に複雑だと思います。1人でこの世界に飛び込んでくる子たちはその多くが過去に田舎で1人、2人の恋人と恋愛し結婚までいたらなかった経験をもっています。こうゆう小姐たちは恋愛に対して過去の失敗体験を背負っているので非常に億劫になっている場合が多いと思います。ですから店に来る男に対しての見方は、自分が過去に出会った男(父親も含めて)との比較で見ているので、小姐たちの男性観はかなり厳しいものです。

普通ですと、18歳から24,5歳の女の子は一番輝いている時期ですし、目の前に白馬王子が現れて恋愛し、結婚するというのが世間一般言うところの女の幸せなのでしょうが、彼女たちにとって過去のダメンズ経験がどうしても男を簡単に受け入れられない、もしくはある種の復讐心が頭を持ち上げてきて、男性に対してなかなか飛び込めなくなっています。また客の中には、同じ年頃の男性はほとんどいないので、だんだん年上の男性ばかりを相手することで、同年齢の男性に対して、経済力であるとか、包容力であるとかで物足りなさを感じてくるようになってしまい、ついつい普通の生活から遠ざかってしまうのです。

実はこのあたりも矛盾があるのですが、最終的に小姐たちが求めるものは、ズバリ普通の暮らしなのです。

世のおと―さんたちがくれぐれも注意して欲しいのはこの点です。あなたがもし遊びで不夜城にやってきて、小姐と付き合う場合、小姐とは徹底的に遊んであげてください。そこには嘘も隠し事もなく、全てをさらけ出しで自らも楽しんで遊んでください。

私も不夜城で何度も見かけた光景ですが、おとーさんの嘘と隠し事がばれて人情沙汰になった場面を多く見てきています。これは小姐が嘘を見抜けず、というよりは嘘を信じたくなったという心の変化を与えた事による結果で、これによって恐ろしい結果を招いてしまうのです。

もともと恋愛に対してすごい憧れを持っている彼女たち、田舎の友達のささやかな幸せにも嫉妬心を燃やすぐらいですから(わざと豪華な贈り物などをする)、いかに恋愛と幸福を求めているかという事です。もともと身体は開いても、心はなかなか開かない彼女たち、その心のトビラを開いたおとーさんは相当な覚悟が必要です。